常盤貴子(46)主演のTBS系連続ドラマ「グッドワイフ」(日曜午後9時)の第1話が13日に放送され平均視聴率が10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが15日、分かった。

同ドラマの原作は、リドリー・スコットが製作総指揮を務めて、09年から7年間アメリカで放送された「The Good Wife」。法廷ドラマを中心にしながら、政治と家庭の両面を鋭く描き、そのリアリティーと劇的な展開から全米で大人気を博した。常盤は同系「Beautiful Life~ふたりでいた日々~」以来、19年ぶりに日曜劇場の枠で主演を務める。

常盤演じる夫がスキャンダルで逮捕され16年ぶりに弁護士に復帰する蓮見杏子が、困難に立ち向かう姿が描かれる。放送に先駆けて行われた試写会では「セリフで『弁護士としては16年はブランクだけど、家事も育児もやって無駄にならない』というのが大好き。私も日曜劇場にブランクがあるのですけど、一生懸命やってきた経験があって、ここにいられるのだと思います」と意気込みを語った。

第1話の内容は蓮見杏子(常盤貴子)は、かつて優秀な若手弁護士として活躍していたが、出産を機に引退。専業主婦として、2人の子供と夫である東京地方検察庁・特捜部長の壮一郎(唐沢寿明)とともに、幸せな日々を送っていた。しかし、壮一郎の汚職疑惑、さらに女性スキャンダルなどが発覚。壮一郎が逮捕され、杏子は16年ぶりの弁護士復帰を決意する。

杏子に手を差し伸べたのが神山多田法律事務所の代表・多田征大(小泉孝太郎)だったが、杏子の採用を事務所の共同経営者・神山佳恵(賀来千香子)は反対、仮採用となる。

そんな中、最初の相手となったのは人気キャスター日下部(武田鉄矢)。インターネットで配信している日下部の番組で、スーパーでの幼女行方不明事件を取り上げた際、犯人は母親の可能性が高いと放送。世論の風評に追い詰められた母親は自殺してしまい、日下部を名誉毀損(きそん)で訴えるべく父親が依頼にきたのだ…。