福田康夫首相ら国会議員や芸能人が制作した美術作品を展示する「文化人・芸能人の多才な美術展」が22日、東京・日本橋の三越日本橋本店で始まった。

 特定非営利活動法人(NPO法人)「文化財保存支援機構」が主催する美術展で、今年で10回目。初出品の福田首相や、安倍晋三前首相ら国会議員21人のほか、映画監督の北野武やタレントの中川翔子ら芸能人70人が油絵や書、写真などを出展した。

 福田首相が「温故創新」としたためた書の前では、訪れた主婦らが「意外とうまい」などと足を止めていた。

 オリジナルの携帯ストラップや絵はがきなどの販売があり、収益は伝統技能の後継者育成の助成金などに使われる計画。入場料は一般700円。27日まで。三越日本橋本店の後、静岡県島田市や松江、金沢両市など全国を巡回する。