倉本聡氏(73)が、3年ぶりに書き下ろしたフジテレビ系の連続ドラマ「風のガーデン」(9日スタート、木曜午後10時)の制作発表が、都内で行われた。末期がんに冒された主人公の麻酔医を中井貴一が、その父を緒形拳(71)、子供を黒木メイサ(20)神木隆之介(15)が演じる。350種の花が咲き乱れる北海道富良野のブリティッシュガーデンを舞台に描く。

 倉本氏は「久しぶりに気持ちのいい仕事ができた。こういう大人のドラマが視聴率を取れば、テレビ界も変わる」。役作りのため9キロ減量した中井は「緒形さんとのシーンはリハーサルなしで、ぶっつけ本番もあった。ある意味、倉本さんとの勝負。100点満点の脚本を200点で返すつもりで演じた」。中村敏夫統括プロデューサー(70)は「視聴率が25%を超えたら、みんなをヨーロッパ旅行に連れて行きます」と話していた。