宮崎出身の姉妹デュオ、黒木姉妹が7日、東京・築地の日刊スポーツを訪れた。この日、3枚目のシングル「夢花火」(作詞・麻こよみ、作曲・岡千秋)をリリース。パンチの効いた人生の応援歌で、曲はド演歌、踊りはヒップホップ、衣装は被災地で縫ってもらった和洋折衷の西陣織りと、“新感覚の演歌”に仕上がっている。

 デビュー曲「泣かんとよ」、2枚目「恋していいですか」はラブソングだったが、新曲は「つらいことも多いですが、元気に頑張っていきましょう」という人生の応援歌。宮崎出身の姉妹自身も、故郷が新燃岳の噴火で被災しているだけに、東日本大震災の復興支援に強い意欲を見せる。

 10日に東京・恵比寿で「新曲発売記念&復興支援チャリティーライブ」を開催。4月7日には、故郷の宮崎・西都市民会館で「ふる里コンサートVol・3」を行う。民謡日本一の姉美歌(28)は「この曲を手にしたとき、『やっときた』と思った。今の日本にぴったりの曲。こんなときだからこそ、みんなでドンと自分の夢花火を打ち上げましょう」、元ミス宮崎の妹千春(27)も「民謡をやって私たちにぴったりの曲。ハモり演歌。皆さんの思いを打ち上げられるよう、思いを込めて歌います」と話した。