-元旦那様とお子さんは会っているんですか

 酒井法子

 はい。

 -定期的にですか

 酒井

 定期的というわけではないです。

 -自由にということですか

 酒井

 これまでも、これからも、子どもの気持ちを尊重していきたいと思いますので、彼が会いたいという時は、会わせてあげたい。

 -酒井さんは

 酒井

 私は、会っていません。

 -今後は

 酒井

 今後はどうか分からないですけども、彼は子どもの親でもあるから、そういう時に会うかもしれませんが。

 -元旦那様に対してはどんな思いでしょうか

 酒井

 起こしてしまったことは、誰のせいでもなく、自分の選択自分のあやまちだと思っていますので、彼を責める気持ちは一切ありません。

 -執行猶予が切れる瞬間はどこで過ごされましたか

 酒井

 家で。息子も遅い時間でしたが起きていてくれて。ずっと支えてくれた友達と話をしながら、その時を迎えました。

 -息子さんは、もう全て分かっているということですか

 酒井

 彼ももう中学生ですから。中学生ともなると、はっきりとわかる年代ですので。

 -あらためて、どうして覚せい剤に手を出して選択してしまったのでしょうか

 酒井

 本当に、ただ、自分自身が甘い考えで、バカだったとしか言いようがありません。

 -誘惑があったということですか

 酒井

 そこに、そういうものが現れてしまったということです。

 -復帰しないという選択はなかったんですか

 酒井

 事件当初は、私自身、本当に、今日こういった日、こういった時間が訪れるなんてことはかけらも思うことができませんでしたし、生きていることにただただ一生懸命だった気がします。

 -引退も考えたということですか

 酒井

 はい

 -これだけの数のフラッシュを浴びて、今、どんな気持ちでしょうか

 酒井

 今、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。昨日、11月23日に、3年という月日にひと区切りを付けさせていただいて、今日11月24日にこの場にたくさんの方にきていただいて。みなさまがたの、温かい愛。私という人間に、前を向いて歩いていきなさいと言ってくださっている。ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 -禁断症状、もうない

 酒井

 はい、まったくありません。

 -そこにものがなければずっとしなくてすむという状態だったということですか

 酒井

 はい。あっても、ありません。

 -カウンセリングとか、お医者さんにいくということはしていなかったんですか

 酒井

 はい。

 -それで大丈夫なんですね

 酒井

 はい。

 -弟さんが事件を起こしたことに関しては

 酒井

 大変残念な気持ちでいます。

 -息子さんと、どういう風にこの間向き合ってきたんですか

 酒井

 まだまだこれから先も、息子とは、彼もきっと見えない大きな傷を負ってしまたたし、一生をかけて償っていかなければいけないと思います。そのためには親として、人として、母さん頑張っているんだなっていう背中を見せてあげるために、一生懸命生きていくことが必要だなと思います。

 -息子さんには分かるように自分の口から説明したんですか

 酒井

 はい。