歌舞伎俳優市川海老蔵(35)が18日、「三月花形歌舞伎」(3月3~24日、東京のル・テアトル銀座)の会見を都内で行った。今月3日に父市川団十郎さん(享年66)が亡くなってから初めての公の場。「子供のころからいつかこの日は来ると覚悟していた。父は目を閉じれば心の中にいる」と目を潤ませた。市川宗家を継承する責任についても「きちんと受け継いでいく覚悟」と神妙な表情で決意を語った。

 海老蔵は中村吉右衛門の四女瓔子(ようこ)さん(30)と26日に挙式する菊之助を祝福した。婚約会見した14日に電話とメールをしたという。「本当にうれしかった。『こんな時にごめんね』と言われたけれど、『そんなことはないよ』と言った。僕も自分のこと以上にうれしいし、父にも報告したけれど、びっくりしていると思います」。

 [2013年2月19日6時14分]日刊スポーツのオススメ