音楽プロデューサーの佐久間正英氏(61)が9日、末期のスキルス胃がんであることを自身のブログで発表した。

 今年4月上旬に事実を知り、手術や抗がん剤など積極的治療はせず、丸山ワクチンと中国漢方だけ始めたという。7月中旬、突然左腕の知覚がおかしいことに気づいたが、「楽器が弾けなくなるかもしれないと思ったが、不思議なことにそれは今や大した不安でもなく思えた」という。

 8月3日に検診を受け、肝臓と脾臓にも転移していたという。佐久間氏は「思った以上に進行が早かったようだ。早ければ1、2カ月、長くても年内いっぱいもつかどうか。そんな現実が突然リアリティを持って顕われた。いよいよ最終章に入って来たのかもしれない」と思いをつづっている。14日に脳腫瘍の手術を受けるが、「きっと元気に戻って来よう」と決意を語った。

 佐久間氏は音楽プロデューサーとして、BOOWY、GLAY、宇崎竜童、テレサ・テンさん、渡辺美里ら多くの人気ミュージシャンをプロデュースしてきた。