フジテレビ亀山千広社長(57)の定例会見が18日、東京・台場の同局で行われ、お笑いタレント加藤浩次(44)が、AKB48渡辺麻友(19)の顔を足の裏で蹴ったことで問題視されたバラエティー番組について、「視聴者に『痛い』(コーナー)と思わせてしまってはダメ」と苦言を呈した。

 同局が8月に放送した「FNS27時間テレビ女子力全開2013」内のコーナー「生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!」を指す発言で、同コーナーで加藤は、渡辺をジャイアントスイングした後に顔を足の裏で蹴るという行為をみせた。放送直後から、視聴者から多数意見が寄せられ、9月24日、BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会で制作者側と意見交換が行われていた経緯がある。

 この件について質問された亀山社長は苦言を呈する一方で、「世間の常識とのギャップで笑いを起こしていくのがバラエティーでもある。その線引きをBPOとも議論し、お互い良い番組を作っていく関係を築いていくことが大事」とも話した。