日本テレビ系「情報ライブ

 ミヤネ屋」の宮根誠司アナウンサーが8日、番組で、やしきたかじんさんの死を悼んだ。

 冒頭で沈痛な表情を見せた。「僕が朝日放送に入って、初めてレギュラーを持ったのがたかじんさんの番組だった。お前は元気でアホやから一緒にやろうと言われた」と振り返った。

 そして「何も言わずに逝ってしまった。今日の大阪は雨。みんな泣いていると思う。何で死んでんねん、と言いたい。僕も昨日はメソメソしていた。でも今日は、明るく送り出してあげようと思う」と話した。

 「たかじんさんは天国には行っていないと思う。おそらく地獄に行っていると思う。今ごろ、閻魔さんとケンカしていると思う」と宮根流の言い回しで死を惜しんだ。

 映像などで、やしきさんの生前を振り返った後、再び死去について語った。

 「お葬式も済ませて、やしきたかじん流を貫いた。かっこ良すぎた」と目を涙で潤ませた。「どうなんかなあ…。(宮根アナが)フリーになって、橋下さんと(やしきさんの番組で)脇を固めていた。番組やって(やしきさんが)メチャクチャ言う。終わると、お酒が用意してあって、僕にこうしゃべれ、橋下さんにこうしゃべれ、と言う。どうしゃべったらいいのか遅くまで話した。豪放磊落(らいらく)にみえて、繊細だった」と語った。

 また、宮根アナがフリーになったのもやしきさんの存在が大きかった。フリーを志望していて「ある日、呼ばれて行くと、たかじんさんと(放送局の)社長がいた。そこでたかじんさんが社長に『宮根をやめさせてやってくれ、勝負させてやってくれ』と言ってくれた。背中を押してくれて、円満に退社できた」と明かした。

 番組中に、やしきさんの曲が流れたが、宮根アナの目から、こらえきれずに涙がこぼれ落ちた。