世界最大の映画祭、第65回カンヌ国際映画祭が16日(日本時間17日)、フランス南部カンヌで開幕した。コンペティション部門に、イランのアッバス・キアロスタミ監督が日本で撮影した日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」が出品されており、最高賞「パルムドール」などを競う。

 今年の審査委員長はイタリアのナンニ・モレッティ監督。各賞は最終日の27日夜(日本時間28日未明)に発表される。

 コンペ部門とは別の「ある視点」部門には、若松孝二監督の「11・25自決の日

 三島由紀夫と若者たち」が参加。賞に絡まない深夜上映で、三池崇史監督の「愛と誠」も上映される。

 オープニング作品として、ブルース・ウィリスらが出演している米国のウェス・アンダーソン監督の「ムーンライズ・キングダム」が上映された。