第88回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が7日、都内で行われ、新人女優賞を受賞した門脇麦(22)が、両親への感謝の思いを口にした。

 対象3作のうち、「愛の渦」は乱交パーティーに参加する女子大生役でヌードも披露した。「闇金ウシジマくんpart2」は、金のため風俗に身を落とす女性役。いずれも肌を露出する役だったため、両親にも複雑な思いをさせていた様子だ。「いろんな複雑な思いもありながら、いつも作品を見て応援してくれるお父さんお母さん、いつもありがとうございます」と頭を下げた。

 さらに、客席を見渡しながら続けた。「どこにいるか分からないけど、心からほっとできる、帰れる場所がなかったら、ここまで頑張れてないと思う。これからもたくさん心配かけると思うけど、踏ん張れるところまで踏ん張ってみようと思います」。笑顔で宣言すると、客席から大きな拍手が起きた。

 司会のフジテレビ笠井信輔アナウンサーからは、「訳ありな役が多いですね」と指摘された。門脇は「暗い役が多いので、そういうイメージですよね。でも、根アカです。ポジティブ宣言しておきます」と話していた。