昭和のメロディーの魅力に取りつかれた24~30歳の3人組「東京大衆歌謡楽団」が、洋楽から転向して16日にCD、カセットデビューすることになった。「東京ラプソディー」「森の小径」他2曲をリリースし、同日に東京・アミューズミュージアムでデビューライブ開催する。

 メンバーは歌い手の高島孝太郎(26)アコーディオン高島雄次郎(24)ウッドベース高鳥玲(30)。高島兄弟はアイルランドミュージックのバンド、同兄弟の友人の高鳥はロックバンドを組んでいたが、4月にそろって上野で花見をした際、方々で流れる昭和歌謡の奥深さを感じ、この新バンドを結成したという。

 雄次郎は「いろんな国の音楽を取り入れようと思っていたら、すでに昭和歌謡がやってた。メロディーに外国の音階が入ってるんです。歌詞も日本語がきれい」。孝太郎は「この音楽をきっかけに日本の歴史、日本の心も見つめてもらいたい」と熱く思いを語った。

 [2009年12月14日10時43分

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