4人組ロックバンドGLAYが、所属レコード会社をEMIミュージックからフォーライフミュージックエンタテイメントに移すことが9日、分かった。現在、移籍成立へ向けた交渉の最終段階に入っており、今秋の移籍第1弾作品の発表へ向け水面下で調整が続いている。

 GLAYは05年春、前所属事務所とレコード会社を離れ、充電期間に突入した。06年にEMIミュージックに移籍。同年7月に1年7カ月ぶりの新曲を発売し新たなスタートを切った。昨年は15周年記念の節目の年で、横浜・日産スタジアムで約7万人を集めた15周年記念ライブを敢行。2枚のベスト盤も発売した。15周年の節目を終え、新たな活動を模索する中、心機一転、レコード会社を移籍することになったという。

 GLAYはデビュー当時から伝説のロックバンドBOφWYにあこがれており、06年にはBOφWYのボーカル氷室京介と共演ライブが実現した。フォーライフの後藤由多加社長がかつてBOφWYの所属事務所でマネジメントを手がけていたことも、フィーライフ移籍の決め手になったようだ。

 フォーライフは75年、井上陽水、泉谷しげる、吉田拓郎ら人気フォークシンガーが設立したレコード会社。現在も陽水、一青窈ら人気アーティストのほか、若手の菅原紗由理が注目されている。ミリオン経験を持つロックバンドが加入することでさらに注目されそうだ。

 [2010年4月10日8時39分

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