NHKがW杯南アフリカ大会を盛り上げるため、歴代名勝負をサッカーファンにプレゼントする。23日から総合と衛星第1で、「FIFAワールドカップ記憶に残る名勝負」と題し、過去18大会の中でも屈指の7試合を放送する。第1回の23日午前0時からは、現アルゼンチン代表のマラドーナ監督が披露した「神の手ゴール」と「5人抜きゴール」の伝説をつくった、86年メキシコ大会準々決勝イングランド戦を放送する。

 視聴者の熱い声が、NHKを動かした。同局関係者によると「3月ごろから過去のW杯の名勝負を見たい」という問い合わせが、視聴者コールセンターに届いていたという。それを受け、W杯本大会放送の準備を進める同局の報道局スポーツ部が放送を提案し、映像の権利を持つ国際サッカー連盟(FIFA)との交渉を始めた。

 W杯の放送権については、02年日韓大会から金額が高騰し、NHKと民放が「ジャパンコンソーシアム(JC)」を組織して購入する形になった。98年のフランス大会まではNHKが中継していた。今回の7試合についても、過去に放送した実績があり、交渉もスムーズに進み、放送にこぎ着けた。アルゼンチン対イングランド戦は、過去に発売されて廃盤となったDVDが、ヤフーオークションで6500円の高値となっている上、映像の入手が困難な試合もある。サッカーファンにとって、見逃せない「お宝プログラム」となりそうだ。

 [2010年5月22日8時13分

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