<会見一夜明けニッカンコム緊急アンケート>

 歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が、全治2カ月の大けがを負った事件後、初めて行った7日の会見に、ファンの70%が「反省を感じない」などの厳しい感想を持っていた。8日午後3時から同6時までネットサイト「ニッカンスポーツ・コム」で、会見での海老蔵の言動などについて緊急アンケートを実施。わずか3時間にもかかわらず2389人が回答を寄せ、海老蔵の会見に厳しい反応を示した。

 会見では海老蔵の口からファンや関係者への謝罪、反省の言葉のほか1分近く頭を下げる場面もあった。それでもファンや世間の目は海老蔵には厳しく、冷たかった。

 アンケートの「反省していると感じられたか」の質問には、「感じない。芝居がかっている」と答えた人が1672人と70%を占めた。「どちらでもない」の14%、「感じた」の16%を大きく上回った。

 事件の際、海老蔵が、相手に対する挑発や暴行はなかったと発言したことにも「信じられない。海老蔵がうそを言っている」と感じた人が51%と過半数を占めた。さらに「一部は信じられるが、すべては信じられない」とする声も42%あり、合計93%の人が海老蔵の発言に何らかの疑問を感じたようだ。

 会見では海老蔵の処分が無期限謹慎と発表された。ファンの65%は「妥当」と感じたようだが、もっと厳しい処分が必要と考える「甘い」との声も30%を占めた。海老蔵を擁護する「厳しい」という声はわずか5%しかなかった。

 さらに、海老蔵に対するイメージは「悪くなった」が49%、「以前と変わらない」は46%という結果だった。有名歌舞伎俳優で、100年に1人の逸材といわれる。プライベートを含めた日ごろの海老蔵の言動に対し、疑念を持つ人が少なくなかったことをうかがわせる回答となった。

 [2010年12月9日10時31分

 紙面から]ソーシャルブックマーク