演歌歌手小林幸子(58)が、所属レコード会社「日本コロムビア」とのアーティスト契約を解除したことが20日、明らかになった。4月に小林が自身の所属事務所「幸子プロモーション」の女性社長ら2人を解任した“お家騒動”の余波で、6月に予定されていた新曲の発売が延期になっていた。小林側は「フリーでも新曲を出したい」と契約解除を申し出て、同社も同意した。小林側は自主レーベルから10月に新たな曲の発売を予定している。

 ◆小林幸子の騒動経過

 昨年11月に小林が8歳年下の医療関連会社社長、林明男氏と結婚。今年2月ごろから林氏が事務所運営や資金運用に口を出すようになり、関根社長らとの関係が悪化し、同時期に小林側が関根社長側に退任勧告をしたとされる。

 3月いっぱいで関根社長、専務取締役の女性が個人事務所「幸子プロモーション」を離れ、4月4日付で、2人は正式に解任された。その後、小林側は提示した慰労金額が決別の理由だったと説明したが、関根前社長側は「金額は希望すらしていない。“口止め料”のような条件だった」と反論。6月には2人に計6000万円を支払うことで合意したが、関根前社長は「法的な決着をしたにすぎない」と和解を否定した。

 小林は同月27日に会見し、「反省しているけど後悔はしていない」と心境を告白。紅白についても「出たい。新曲も出したい」と語った。