俳優小栗旬（２９）が、「映画ドラえもん

　のび太と奇跡の島～アニマルアドベンチャー～」（楠葉宏三監督、３月３日公開）で、大人気アイドル「甘栗旬」の声優を務めることが１６日、分かった。昨年７月８日に、テレビアニメ版に同役でゲスト出演した実績に続き、映画にも登場する。「ドラえもん」の映画で、タレント本人をモチーフにした役で、その俳優が声優を担当するのは、昨年の福山雅治（４３）が演じた「福山雅秋」以来２度目となる。

　小栗にとって、ドラえもんは憧れの作品だった。「子どものころから毎年映画が公開されるのを楽しみにしていて、特に『のび太の大魔境』（８２年）や『のび太のパラレル西遊記』（８８年）が大好きでした。高校生のころまで、友達と劇場に見に行ってたんですよ」と、うれしそうに話す。

　今作では、甘栗大ファンのスネ夫の家を訪問する場面で登場する。録音現場では、着ぐるみのドラえもんとじゃれ合うなど、童心に帰って楽しんだ。「テレビシリーズで終わりだと思っていたので、本当にびっくりしました。まさか映画にも出られるとは…」と感激の面持ちだった。

　今作には、人気子役の鈴木福（７）をイメージした「フーク」という、ジャングルに住む少年も登場するなど、かつてない豪華さだ。小栗は「ドラえもんたちが、絶滅動物の暮らす奇跡の島で大冒険を繰り広げます。映画ならではのハラハラ、ドキドキが詰まった作品」とＰＲしていた。