コラムニストの勝谷誠彦(かつや・まさひこ)氏(56)が兵庫県庁での会見を翌日に控えた26日、メルマガで、一足先に7月2日投開票の兵庫県知事選へ出馬表明をした。

 勝谷氏は「兵庫県知事、やります」のタイトルで決意を記し、兵庫県尼崎市内の自宅で、午前3時に起床したと書き込んだ。

 「兵庫県知事、やります。やりますって、そりゃあ、まずは選んでいただかないといけないわけだが、こういう時に『兵庫県知事選に出ます』と宣言するのは私は嫌いだ。それが目的ではない。兵庫県知事になることすら目的ではない。兵庫県をうんと素晴らしくしたいのだ」

 出身の兵庫県をよくしたい思いから、出馬へ踏み切った心情を吐露した。一方で、前日に出馬が報じられて以降、読者からの「膨大なメールが届いた」とし、各媒体の報道を引用して、勝谷氏らしく皮肉も込めた“解説”も付け加えた。

 また「告示日までの水面下の戦い、そして本番をすべてここで書く」と予告。選挙予算について「あまり深く考えてはいなかったのだが、ざくっとプロに計算してもらって、まあ私の老後(って、もう老後だという声あり)に使うために蓄えていたものが、すっかりなくなるということですな」との覚悟も示した。

 自身の年齢、56歳を「昭和の時代なら定年後」とし、ここ1年、病気が多く「逆流性食道炎、皮膚の乾癬(かんせん)など満身創痍(そうい)であった」と記したが、出馬を決意した瞬間にピタリと治ったことも明かしていた。