京都府南丹市で行方不明になっていた市立園部小の安達結希さん(当時11)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された父親の安達優季容疑者(37)が結希さんを殺害した疑いが強まったとして、府警は殺人容疑で、6日に再逮捕する方針を固めた。公衆トイレで首を絞めて殺したとみて裏付けを進める。捜査関係者が5日、明らかにした。
捜査関係者によると、府警が殺害場所とみているのは遺体発見現場から約6キロ離れた公衆トイレ。結希さんが行方不明になったのは3月23日で、容疑者は「学校付近で降ろした」「その後、公衆トイレに寄った」と説明していた。府警は車から降ろしたとの説明は虚偽で、このトイレまでの道中か到着後に、事件の直接のきっかけとなるやりとりがあったとみている。
これまでの捜査で、容疑者が遺体をトイレから別の場所へと複数回移した疑いがあることが判明。府警は4月28、29日に容疑者立ち会いの下でトイレなどを調べ、本人から状況を説明させた。
結希さんの遺体は、行方不明から3週間後の4月13日に見つかった。司法解剖では死因は不詳。同16日に逮捕された容疑者は任意聴取段階で「首を絞めて殺した」との趣旨の供述をしたという。
府警によると結希さんの生存は3月23日朝、親族が確認していた。結希さんが登校していないことに気付いた担任が昼前に母親に連絡、容疑者が110番した。
府警はスマートフォンの位置情報を分析するなどして立ち寄ったとみられる場所を把握。捜索の結果、スニーカーの発見に続き、離れたエリアの山林で遺体を見つけた。(共同)
◆京都男児遺棄事件の経緯
2026年3月23日朝 京都府南丹市立園部小の安達結希さんの生存を親族が確認。父親の優季容疑者が車で学校に送る(容疑者が府警に説明)
午前8時半ごろ 登校していないことを担任が認識
11時45分~正午ごろ 学校から母親に連絡。容疑者が自ら110番。その後、府警が捜索開始
29日 同小から西約3キロの山中で本人の通学用リュックが見つかる
4月12日 特徴が似たスニーカーを山中で発見
13日 同小から南西約2キロの山林で遺体発見
14日 遺体は結希さんと確認
16日 府警が死体遺棄の疑いで容疑者を逮捕
5月6日 死体遺棄容疑の勾留期限

