日本ハム斎藤佑樹投手(28)が粘投も、待望の白星は遠かった。

 1回は3者凡退の好スタート。2回2死二塁で、井上に左前適時打を浴び先制を許した。直後3回に打線が振り出しに戻したが4回。先頭鈴木への死球でテンポを崩すと、再び井上に右中間越え適時二塁打で勝ち越しを許した。6回の先頭に四球を出したところで降板。5回0/3で6安打3失点。15年9月16日ロッテ戦以来、568日ぶり勝利には届かなかった。

 常時、風速10メートル以上の強風が吹き荒れる悪コンディション。「風は強かったですが、気にならなかったというよりは、計算しながら投げられたと思います。ツーシーム、フォークもそれなりに思っていた通りだったし、風をうまく使えた部分はあった。ただ、やっぱり6回の先頭に四球を出してしまったところが悔しい。課題にしていきます」と今後への糧にしていた。