DeNAが乱打戦を制し、首位広島相手に2カード連続勝ち越しを決めた。ロペスの満塁弾などで3回までに大量7点のリードを奪うも、8回、9回に三上、パットンが計5失点するなど、終わってみれば1点差の辛勝。

 アレックス・ラミレス監督(42)は「広島はリーグでベストなチーム。常に追いつき、逆転できる能力がある。こういう展開は起こり得るけど、勝ったのでよかった」と安堵(あんど)の表情をみせた。

 9回にパットンが2点を失い、なお1死一、二塁の場面では、監督就任2度目の自らマウンドに向かい、右腕を激励。「パットンは我々のクローザー。彼が打たれれば負けるし、抑えれば勝てる」と信頼し、逃げ切った。5打点の活躍をみせたロペスについては「今、チームがこの位置にいるのは、ロペスのおかげといっても過言ではない」とたたえた。

 借金1の4位で4月を乗り切り、次戦は敵地東京ドームでの巨人戦。「今月は去年に比べれば倍くらいいい成績。来月は5割以上をキープして、Aクラスを目指したい」と引き締めた。