ミスタープロレス天龍源一郎(65)が、両国国技館で行われた引退試合で、40年のレスラー生活に別れを告げた。

 昭和を彩った偉大なレスラーの引退に、両国国技館は1万522人の超満員の観衆で埋まった。メーンの試合では、天龍とオカダ・カズチカ(28)の攻防に、歓声と悲鳴が交錯。試合が終わり、大の字にのびた天龍を大歓声が包み、涙するファンもいた。国技館開催が決まり、前売りチケットは早い段階で完売。初の大会場でのイベントを裁いた天龍の1人娘で天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表は「初めてアルバイトを雇った。これだけのお客さんが来てくれて、心から感謝したい」。