小結御嶽海(26=出羽海)が初黒星を喫した上、左膝を痛めて取組後は車いすで引き揚げた。妙義龍との小結対決で、いいところなく押し出された。そのまま土俵下に落ち右脚、左脚の順に着地したが動けなくなった。呼び出しらに肩を借り、花道に用意された車いすに乗って国技館内の診療所に直行。その後、都内病院で診察を受けた。

師匠の出羽海親方(元前頭小城ノ花)は「(土俵際で)残った時に痛めたと言っていた。きちんとMRIなどで検査した結果次第で明日(7日目)の出場を決めたい」と慎重に話した。御嶽海の休場は西前頭10枚目だった16年初場所の8~10日目のみで、3年間連続出場している。一昨年春場所からは、12場所連続で三役を務めている。