SKE48チームK2のリーダーで、一昨年のAKB48選抜総選挙で27位になった人気メンバー、古川愛李(25)が、グループからの卒業を発表した。1日、名古屋・栄のSKE48劇場で行われた公演で報告した。

 ダブルアンコールで、シングルメドレーを歌いきった後、メンバーたちが手をつないで最後のあいさつをしようとすると、古川が「はーい。はーい」と手を挙げた。「ええとですね、私古川ですね、3月いっぱいで、卒業します」。突然の発表に、観客たちは「ええ~!?」とどよめいた。

 古川は「突然の発表になってしまってすみません。もうちょっと、早くお伝えできていればと思ったのですが、このタイミングになってしまって申し訳ないです」と謝罪。その上で「私が新しくやりたいことがあって、その夢に向かっての卒業なので、みなさんと3月まで一緒に、笑顔でいられればいいなと思っています。悲しい卒業じゃないですからね!」と説明した。「最後までずっと、SKE48の古川愛李を、笑顔で応援していただければと思います。ヨロシクお願いいたします」とあいさつすると、「がんばれ~!」と大歓声を浴びた。同期の高柳明音(23)は涙を流していたが、古川はすっと笑顔だった。

 その後、あいさつが終わり、メンバーが次々に退場した。最後にステージ上に古川1人が残ると、「あいりん」コールが沸き起こった。これを受けて古川は「今日、卒業じゃないからね!

 また遊びに来てくださいね!

 ありがとうございました」と締めくくった。

 古川は09年、SKE48の2期生オーディションに合格。アニメやゲーム好きで知られる。4枚目シングル「1!2!3!4!ヨロシク!」以降、7枚目「オキドキ」を除く全てのシングルで選抜入り。総選挙は第3回まで圏外だったが、12年の第4回は30位、第5回は27位、昨年の第6回も37位とランクインしていた。