女優の米倉涼子(41)上戸彩(31)らが所属する大手芸能プロ、オスカープロモーションが21日、宇宙産業をサポートする事業を展開する「宇宙事業開発本部」を発足したと発表。同社によると、芸能界初の取り組みといい、将来的に「宇宙におけるエンターテインメント」という壮大なテーマに本格的に取り組むという。

 同社は95年、芸能界でいち早く公式ホームページを開設するなど、最先端の試みに取り組んできた。今回も宇宙産業を推進する政府の動きや、宇宙旅行の実現が迫る現状に「今後、国際宇宙ステーション内や、次世代の宇宙関連輸送機、宇宙ホテルなど宇宙空間におけるエンターテインメントコンテンツの充実を図ることは早急に必要」(同社)とし発足を決断した。

 具体的な取り組みは今後随時発表していくが、宇宙旅行の実現などを背景に、いずれはタレントの宇宙訪問なども視野に入れる。来客対応用として同社は、本社入り口にコミュニケーション用ロボット「Pepper(ペッパー)」を設置するなど、未来を見据えた取り組みも積極的に行う。同社は「これまで培った数多くのノウハウを踏まえ、宇宙におけるエンターテインメントという新たな領域において、芸能界初となる取り組みを今後発表して参ります」とした。