J1ベガルタ仙台は28日新潟戦で、2月25日の開幕戦(対札幌)以来約3カ月ぶりとなるホームでのリーグ戦勝利を目指す。渡辺晋監督(43)は26日、「なかなかホームで勝てていない。しっかり勝ち点3を取って、サポーターと一緒に喜びたい」と誓った。

 また開幕戦以来、リーグ戦ホーム4試合の得点は、わずか1だ。4月16日鹿島戦でFWクリスラン(25)がヘッドで挙げただけだ。ただ同監督は、最近の戦いを振り返り、「ゴールまでの道筋は見えている。あとは決めるだけ」と攻撃の向上に手応えを語った。

 呂比須体制の新潟とは初めて対戦する。「やることが明確になっている。2試合しかやっていないが、自陣でブロックを組んでカウンターを狙う。プレーの判断に迷いがなさそうだ」と分析した。

 MF奥埜博亮(27)は「引いた相手を崩すのは難しい。工夫したい」と話した。ホームで苦戦が続くことについて、「ホームで勝たないと、新しくきたサポーターが『また来たい』と思ってくれない」と危機感を口にし、勝利を誓った。