最下位の大宮アルディージャは柏レイソルに完敗し、最下位脱出はならなかった。

 前半2分に、左コーナーキックからDF河本裕之(31)のヘディングシュートで幸先よく先制するも、前半40分にGK塩田仁史(35)がこぼれ球をファンブルし失点。後半は柏の猛攻を受け集中力を欠き立て続けに失点した。

 後半40分にJ2群馬から加入したFW瀬川祐輔(23)の移籍初ゴールで1点を返したが、時すでに遅しだった。

 1-4になってから、サイドから最前線に入った瀬川は「自分のサッカー選手としての価値、成長のためにまずは点を取ろうと切り替えた」。

 大前のラストパスをエリア内で受けると右足を振り抜き、日本代表に選出された柏GK中村の壁を破りネットに突き刺した。

 移籍初ゴールも「勝利に結びつかなかったので…」と笑顔はなかった。だが、伊藤彰コーチから練習で教わったゴール前の入り方ができた点を挙げ「トライしながら得点できたことは評価したい。上位チームから得点できたのは良かった」と話した。