陸上リレー種目のパリ五輪予選を兼ねた世界リレー大会は4日、バハマのナッソーで開幕して予選が行われ、男子400メートルリレーと同1600メートルリレーの日本が五輪出場枠を獲得した。

2着までが枠を得る予選に400メートルリレーはサニブラウン・ハキーム、柳田大輝、上山紘輝、三輪颯太で臨み、38秒10の4組1着。1600メートルリレーは佐藤拳太郎、西裕大、佐藤風雅、川端魁人の布陣で3分0秒98の1組1着となった。

女子400メートルリレーは44秒16、混合1600メートルリレーは3分20秒92で、いずれも組7着に終わり、5日の五輪出場枠決定ラウンドに回った。同ラウンドで2着に入れば五輪出場が決まる。

大会は2日間実施され、各種目計14チームが五輪出場枠を獲得。今大会で決まらない残りの2チームは6月末までのランキングで決定する。

サニブラウン・ハキームの話 パリ五輪になると速いレースになってくると思う。日本は速い。ここからどれだけ上げられるか、という方が大事。

柳田大輝の話 予選はしっかりバトンをつなげられれば、確実に1着、2着で入れると思っていた。パリへの切符という思いはみんな一緒だった。

上山紘輝の話 1、2走からすごくいい流れが来た。自分もいい走りができた。まずは代表に入って、パリで走ることが第一。

三輪颯太の話 3走までで結構リードをつくってくれていた。前に人もいなかったので、本当に自分の走りが気持ち良くできたので良かった。

佐藤拳太郎の話 1走で全て決まってしまうと言っても過言ではない、重要なポジションを任された。最後まで気合を入れて走った。

西裕大の話 前半の耐える部分はしっかりできたと思うが、力を使い過ぎてしまった。後半に抜かれたので、(個人的には)悔しさが残る結果になった。

佐藤風雅の話 チームワークをバトンに生かせた。歓声や音が大きくて、声が聞こえにくかった。顔の調子などを見て、タイミングにすごく気をつけた。

川端魁人の話 五輪の前哨戦。日本記録と金メダルを狙っている。予選はつまずいている場合じゃない、必ず決勝で勝負しようと(チームで)話していた。