昨夏の世界選手権金メダルの北口榛花(26=JAL)が今季2戦目に臨み、61メートル83で優勝した。60メートル前後の投てきが続いた中、最終6投目で61メートルを超え「本当はもっと投げたかった」と、納得のいかない様子で振り返った。

今季は4月27日の世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)蘇州大会(中国)を62メートル97で制しており、2戦連続で勝利。ただこの日は、自身の日本記録(67メートル38)と開きのある結果にとどまり「自分の感覚と投げが合っていない。61メートルだと厳しい。もっと序盤から良い記録を出せるようにしたい」と反省しきりだった。

すでにパリオリンピック(五輪)代表には内定済み。次戦は今月19日のセイコー・ゴールデングランプリ(東京・国立競技場)に臨む。昨夏の世界選手権銀メダルのフルタド(コロンビア)や同銅メダルのリトル(オーストラリア)らも出場予定で「世界のトップが集まる。もっと良い試合をしたい」と気合を入れた。