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駒苫甲子園Vメンバー卒業式夜に飲酒補導

昨夏の甲子園で優勝し、行進する駒大苫小牧ナイン

 今春センバツ出場が決まっている高校野球の人気校、駒大苫小牧(北海道苫小牧市)に、思わぬ不祥事が起こった。野球部員を含む14人が、1日に苫小牧市内の居酒屋で飲酒や喫煙をして警察に補導されていたことが2日、分かった。同校野球部では、昨年の夏の甲子園連覇後にも、当時の野球部長が部員に暴力をふるっていたことが発覚、部長が解任処分されている。先輩部員とはいえ、23日のセンバツ開幕を間近に控えた時期に、またも高校球界を揺るがす事態となった。

 北海道警などによると、卒業式が行われた1日の夜、野球部員を含む計14人が市内の居酒屋で飲酒、喫煙をしていた。いずれも3年生とみられ、複数いた野球部員の中には、昨夏の甲子園で優勝したときのベンチ入りメンバー5人もいたという。卒業式では、式後に3年生18人を含む野球部員全員が集まり、甲子園V2を記念した石碑がお披露目され、校内で野球部父母会主催のお別れ会も行われるなど、卒業生を送り出すお祝いムードにつつまれていた。部員らによる飲酒、喫煙は、その後にあったもようだ。店内で騒いだため、客が警察に通報した。

 同校は昨年夏の優勝後に、当時の野球部長が3年生の部員をスリッパで殴打するなどの暴力をふるったことが発覚。部長が解任処分された。暴力をふるったのは6月と甲子園開幕前の8月初めだったが、高野連へ報告を怠っていたことで、学校側でも優勝旗返還も含めた対応が検討されるなどした。当時は選手による不祥事ではなかったとはいえ、わずか、半年あまりで、再び高校球界を揺るがす事態を起こしたことになる。

 現チームは、高校球界NO・1といわれる田中将大投手を擁し、センバツでも優勝候補の1つに挙げられている。昨年の57年ぶりの夏連覇に続いて、センバツでは、23年ぶりの夏春制覇という偉業を目指している。現在は、1月からの大阪での1次合宿を終え、10日には第2次合宿に向け出発する予定だった。

 学校側では、今日3日にも今後の対応を協議する予定。日本高校野球連盟の山口雅生事務局長は「北海道高野連からの正式な報告が届き次第、高野連としての対応を決めたい」としている。昨夏の甲子園、秋季国体、そして明治神宮大会と3連続で全国大会を制し、人気も全国区のチーム。さまざまな記録もかかったセンバツを前に、先輩部員の思わぬ事件が水をさした。

[2006/3/3/09:05 紙面から]

写真=昨夏の甲子園で優勝し、行進する駒大苫小牧ナイン



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