広島黒田WBCへ2段後遺症深刻
広島黒田博樹投手(30)が2段モーション問題を解決できず、調整が大幅に遅れている。投球フォームが固まらず、7日、予定されていたフリー打撃登板を回避した。昨季の最多勝右腕は「あとは行き当たりばったり」。投手陣の柱の1人として期待されるWBCへ向け、悩みは深刻だ。
練習後、黒田は大きくため息をついた。「時間が足りない。2段モーションとか、考えることが多すぎて…。もう行き当たりばったりですよ。ぶっつけ本番です」とやけ気味にまくし立てた。フリー打撃登板で投げなかったのは黒田だけ。仕上がりを急ぐ右腕が「苦闘」している。
初日の「違反投球」の指摘で歯車が狂った。翌2日に足の停止時間を縮めて何とかクリアしたが「リズムの部分なんで」と違和感がある様子。ビデオを見たところ「昨年の悪い部分が出ている。体重移動がしっくりしない」と話した。
9日からの第3クールで150球程度の投げ込み予定も、ミーティングでブラウン監督が「投手はなるべく持ち時間を守ってくれ」と発言。選手会長の立場から“投げ込み志願”を切り出しにくいという。16日ごろに予定される紅白戦登板も白紙のままだ。「夜は3回くらい起きてしまう」と悩みは深い。代表合流まで練習日はあと8日。「あとは精神的なものでカバーしたい」と開き直っていたが…。【柏原誠】
[2006/2/8/08:53 紙面から]
写真=難問が山積している黒田は厳しい表情で引き揚げる
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