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◆新日本プロレス「闘魂始動 Chapter1」

◇東京ドーム◇2006年1月4日(水)◇18:00 ◇観衆4万3000人  
レスナーが初防衛に成功!

 IWGPヘビー級王者ブロック・レスナー(28=米国)が中邑真輔(25)をバーディクトで葬り、初防衛に成功した。メキシコ仕込みの動きとサブミッションで活路を見出そうとする中邑をあざ笑うかのように軽々と投げ捨て、最後は必殺バーディクトで下した。「ジムを探して体を大きくしたほうがいい」と余裕を見せたレスナーは「勇気のあるヤツは次の会場で列を作っていろ」と誰の挑戦でも受けると豪語した。

 また、新日本対インディーの対抗戦は3勝5敗で新日本が負け越し。なお、大みそかの総合格闘技戦でタレントに惨敗した曙は復帰戦を勝利で飾った。

▽第11試合 IWGPヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
○ブロック・レスナー
(王者)
8分48秒 
片エビ固め
中邑真輔×
(挑戦者)
 サイモン・ケリー猪木社長があいさつした後、巫女を伴ったはかま姿のアントニオ猪木がリングに登場、今年初の「1・2・3・ダーッ!」を決めた。

 レスナーが圧倒的な強さを見せつけて初防衛に成功した。サブミッションで活路を見出そうとする中邑を軽々と投げ捨て、パワーで圧倒。タランチュラ式腕ひしぎに顔をゆがめ、ミサイルキック、ジャーマン、腕ひしぎと攻め込まれたが、腕を決められたまま持ち上げ、リングにたたきつけた。最後はラリアットから必殺バーディクトで沈める圧勝劇だった。

 ◆レスナー「中邑は賢くてできる選手だった。でも、毎日のようにジムを探して、体を大きくしたほうがいい。今日は私が強くて経験が勝っていたということ。(次の挑戦者は)勇気のあるヤツは次の会場で列を作っていればいい」

 ◆中邑「何でもできるんでしょうけど、意外に不器用だった。過去には戻れないから先のことを考えるだけ。絶対に逃がさない」
▽第10試合 IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
○蝶野正洋
天山広吉

(王者組)
19分28秒 
体固め
越中詩郎×
大森隆男

(挑戦者組)
 蝶天タッグが元WJタッグを退けた。序盤から天山が捕まり、越中のダイビングヒップアタック、大森のアックスボンバー、アックスギロチンドライバー、ダイビングニードロップと必殺技を受け続けた。しかし、蝶野がケンカキック1発で流れを変えると、合体攻撃で越中を痛めつける。天山のダイビングヘッドバット、蝶野のシャイニングケンカキック、バックドロップ、ケンカキック2連発で追い込む。粘る越中にスクールボーイで丸め込まれたが、最後はカウンターのシャイニングケンカキックで仕留めた。
▽第9試合 30分1本勝負
×中西学9分53秒 
体固め
ジャイアント・バーナード○
 中西が新日本初参戦のバーナードに玉砕した。150キロのバーナードをアルゼンチン式背骨折りで担ぎ上げるなど見せ場は作ったが、ヘラクレスカッターには移行できず、地獄突きからボルドーボムを浴びる。ジャーマンで投げ捨てても流れは変えられず、ビッグブーツ、ラリアット、コーナープレスで力尽きた。
▽第8試合 30分1本勝負
×棚橋弘至11分59秒 
片エビ固め
柴田勝頼○
 柴田が新三銃士対決に勝利した。1年ぶりの再会マッチは感情むき出しとなる。柴田はドラゴンスリーパーを決められても、フロントスリーパーに切り返すなど、棚橋に思うように攻めさせない。得意のキックで棚橋の体にダメージを蓄積させ、最後は蹴りで棚橋をダウンさせ、3カウントを奪った。
▽第7試合 30分1本勝負
×金本浩二10分47秒 
飛龍原爆固め
大谷晋二郎○
 大谷が5年ぶりのライバル対決を完勝した。大谷と新日本リングでしのぎを削っていた頃の入場曲「ジャンクション〜旋風〜」でリングに上がった金本だったが、ヘビー級に転向した大谷のパワーに押され、序盤から劣勢となった。切れ味鋭い蹴りで反撃に転じ、ファルコンアロー、ムーンサルト、顔面ウオッシュを決めたが、ジャーマン1発で流れを戻される。スワンダイブ式ミサイルキック、スパイラルボムを耐え、アンクルホールド、さらにはタイガースープレックスでカウント3ギリギリまで追い込む意地も見せたが、最後はドラゴンスープレックスに沈んだ。

 ◆大谷「いい意味で変わらない金本浩二がいた。正直うれしかった。でも、負けられないから。これ以上クソ新日本にコケにされてたまるか。新日本の看板におんぶに抱っこのヤツ、カードに文句があるならお前らの上に言え! 直前にカード変更? なめんなよ。金本浩二が何を悩んでいるかオレは何も知らない。決めるのは自分だから。でも、オレ個人の意見として言わせてもらえば、オレは新日本の金本浩二であってほしい。あと、プロレスの教科書231ページに『今の新日本を建て直すのに、金本浩二の力は絶対に必要だ』と書いてあった」

 ◆金本「オレにとってかけがえのない選手。でも、今日は一方的に力の差をたたきつけられた。何もできなかった。一方的にいてこまされたのは久しぶり。大谷が新日本を離れたのは間違いじゃなかった。あいつの5年間がすごくわかった。体に刻み込まれたから。(今後の事は)じっくり考えて答えを出したい。とにかく1回は契約更改で話してから。新日本をどうしていきたいのか、商品である選手をどうあつかっていきたいのかを聞く。それからでないと答えは出ない」
▽第6試合 30分1本勝負
○永田裕志13分11秒 
岩石落とし固め
村上和成×
 「大人の勲章」の曲で嶋大輔とともに入場した永田は、序盤は村上の殴る蹴るのケンカファイトに防戦一方となった。場外でも殴り続けられて大の字になり、リング上でもダウンカウントも取られた。しかし、蹴り足をキャッチして反撃に出ると、永田も怒りのケンカファイトを仕掛けた。ロープブレイクを無視した腕固めに、打撃は顔に集中した。流血した村上を垂直落下式ブレーンバスター、ぶっこ抜きバックドロップでグロッギーにし、バックドロップホールドで仕留めた。試合後も腕折りを狙う永田だったが、村上のセコンドについたエンセン井上が救出。永田と乱闘を演じ、永田対ビッグマウス・ラウドの抗争はますます激しさを増してきた。
▽第5試合 30分1本勝負
○吉江豊
9分18秒 
体固め
ブラック・ストロング・マシーン
ヒロ斉藤×
 大みそかの総合格闘技戦でタレントに惨敗した曙がプロレスで復活した。先発した曙はマシーンを電車道でコーナーまで追い詰め、突っ張りを連発。ヒロに足を引っ張られ、2人がかりの攻撃を受けたが、ダブルラリアットで脱出。その後も2人まとめてブレーンバスターで投げ捨てるなど活躍。吉江のダイビングボディーアタックの誤爆を受けたが、巨体ゆえに逆に吹っ飛ばしてしまう連係のミスも。しかし、すぐにコーナーへの四股つきボディーアタックで2人を圧殺。最後はヒロにチョークスラムを決め、フィニッシュとなった吉江のダイビングボディープレスのアシストをして、勝利に貢献した。
▽第4試合 45分1本勝負
藤波辰爾
西村修
飯塚高史
矢野通
後藤洋央紀
×長尾浩志
12分16秒 
原爆固め
長州力
佐藤耕平○
宇和野貴史
神風
佐々木義人
関本大介
 中邑戦から12人タッグ戦へとカード変更された佐藤が怒りを爆発させた。いきなり長州が新日本勢の全員攻撃を浴び、藤波にサソリ固めを仕掛けられた。試合は12人が入り乱れる大混戦となったが、インディー軍が新日本勢を場外に落とすと、リングに残ったのは佐藤と長州。孤立した長尾に長州がラリアットを浴びせ、佐藤のジャーマンで決着した。
▽第3試合 30分1本勝負
タイガーマスク
○稔
12分11秒 
片エビ固め
高岩竜一
石井智宏×
 正規軍とCTUの越境タッグが快勝した。ゴング直前に稔が握手を求め試合開始。タイガーが高岩のパワーボムに捕まると、稔がミサイルキックで救出するなど、心配されたコンビネーションも問題なく進んだ。最後もタイガーのミサイルキックと稔のジャーマンの合体技を石井に決めた。試合はそのまま稔が足抱え式バックドロップ、顔面蹴りで石井を沈めた。試合後も稔から握手を求めたが、応えたタイガーにバックドロップ。すぐに敵対関係に戻った。
▽第2試合 30分1本勝負
獣神サンダー・ライガー
外道
×邪道
10分3秒 
片エビ固め
田中将斗
金村キンタロー○
BADBOY非道
 インディー軍が2連勝を飾った。有刺鉄線バット、机を手にしたアパッチ勢を引き連れて登場した金村組は、いきなり場外戦を仕掛け、凶器を使って試合の流れを自分たちのものにした。金村はライガーを場外の机に寝かせ、ダイビングボディープレスで机ごと真っぷたつにする。その後は外道に照準を絞り、コンビネーションよく攻め立てた。ライガーの掌底で3人が蹴散らされる場面もあったが、流れは渡さない。金村が机の破片で邪道を殴りつけ、田中のダイヤモンドカッター、金村の爆YAMAスペシャルで仕留めた。試合後はセコンドも加わり乱闘となったが、アパッチ軍が制しリングを占拠。全員で勝ち名乗りを上げた。
▽第1試合 20分1本勝負
×山本尚史8分18秒 
片エビ固め
崔領二○
 オープニングアクトとしてJ−SOULシンガーAkashiがミニライブ。続いて選手入場式で飯塚選手会長が「今年も皆さんの期待に応えられるようがんばっていく」と新年の抱負を語り、試合開始予定より10分早く第1試合が始まった。

 新日本対インディー対抗戦のオープニングマッチはゼロワンMAXの崔が制した。開始早々、山本に顔面を蹴り上げられ場外にエスケープ。ここで早くもセコンド同士が小競り合いを始めた。崔はリングに戻ってからはグラウンドで主導権を握り、得意の蹴りで弱らせ、最後はシドマスで勝利した。
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