ブラック・キャットさんが急逝
激震の続く新日本に突然の訃報(ふほう)が飛び込んだ。20年以上も前座リングの顔として活躍したブラック・キャットさん(享年51)が28日午前3時、急性心不全のため急逝した。明け方にソファーから滑り落ちるように倒れているところを家族に発見された。02年の現役引退後はレフェリーと並行して、外国人選手の出場交渉を行うなど重要な役割を果たしていた。
キャットさんは80年代の黄金期から前座戦線を支えてきた。若手の壁であり、教育係でもあった。引退後はレフェリー業務と並行し、母国メキシコとのパイプ役にもなった。昨年のCMLLとの業務提携でも大きな役割を果たした。「メキシコと日本で活動して、プロレス界が大きくなるように」と夢を語っていた。新日本再生へ欠かせない人材だった。
藤波副会長は「私がメキシコから連れてきたようなもの。結婚の時は仲人もやった。最近は夜中も寝ないで仕事をしていたと聞いた。メキシコとの連絡もあったのでは」と無念そうに話した。蝶野も「橋本(真也)とホテルでケンカしたこともあったが、若手の勘違いを正してくれた」。この日、後楽園ホールのリングで惜別のテンカウントゴングが鳴り響いた。
[2006/1/29/09:38 紙面から]
写真=リング中央でブラック・キャットさんの遺影を持ち、テンカウントを聞く藤波副会長と選手たち(撮影・神戸崇利)
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