
<ローカルでポン!!>
吉本興行主催「全国お笑いコンテストin東京ドーム」(96年)優勝という経歴を持ちながら、あえて吉本入りせず地元新潟に軸足を置いた活動をしているコンビがいる。高橋なんぐと中静祐介の「ヤングキャベツ」。新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」(土曜午後6時)にレギュラー出演するなど、新潟ではよく知られた顔だ。時事ネタ漫才からシュールコントまで、幅広い芸風をこなすオールラウンドの爆笑コンビ。「自分たちの思うお笑いを好き放題やれて、新潟でやっていて本当に楽しい」と話す。
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| 中静祐介(左)と高橋なんぐ |
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現在、新潟の芸人5組が所属するお笑い集団「NAMARA」に所属している。誰もが東京、大阪を目指す中、地方都市でも笑いの発信地になれないか。そんな思いで8年前に結成された。「全国お笑いコンテスト」優勝で吉本入りの道も開けていたヤングキャベツだが「ゼロから一緒にやらないか」という旗揚げメンバーたちと意気投合。「お笑い界のみちのくプロレス」を目指して、日々活動している。
ドラフト1位選手が巨人を蹴って草野球チームに入ったようなもの。97年に開催された「新潟お笑いコンテスト」では、ゲスト審査員の爆笑問題に激賞されてもいる。新潟にこだわったことに後悔しないのだろうか。なんぐは「絶対に間違いなんでしょうけど(笑い)、後悔はないです。大きな事務所ではなく、ギリギリな感じというか、スタンスも芸人でありたいんです」。最近は金沢や仙台などでも、NAMARAを見本にしたお笑いインディーズ集団が次々と旗揚げされ、活動の手応えを感じている。
「地元に恩返しがしたい」。11月には、新潟県中越地震の被災者に義援金を送るため、都内で街角チャリティーライブを行った。なんぐ自身も、長岡市の祖父の家が倒壊。中静は祖父の墓石の行方が分からなくなっている。「ウチのじいさんの墓石見かけた方、メールください」(中静)。生まれ故郷を愛する、おもしろいやつら。地方の可能性を、体現してくれるかもしれない。
【梅田恵子】
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