試験問題盗みセンサー作動、高校生を逮捕
期末試験前夜、自分の学校に忍び込み、試験問題を盗もうとしたとして、神奈川県警大和署は6日、県立綾瀬高校2年の男子生徒2人と女子生徒1人の計3人(いずれも17歳)を建造物侵入と窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕した。「英語が苦手で単位が危なかった。自信がないので試験問題を盗もうと思った」と話している。6日の試験は予定通り実施されたが、3人は取り調べのため、受けられなかった。
3人は雨どいをよじのぼって鍵のかかっていない窓から2階の教室に侵入。1階の職員室に移動した。ここまでは完ぺきだったが、職員室のドアは鍵が掛けられていたため、男女2人が男子生徒を押し上げてドアの上の欄間(らんま)窓から入れようとした。その瞬間に赤外線センサーが作動した。
センサーが不審者を察知したのは5日午後11時23分。民間警備会社に通知されたことを知らずに、職員室に入った男子生徒1人は携帯電話の明かりを頼りに英語教諭の机で期末試験問題を探していたが、駆けつけた大和署員に現行犯逮捕された。センサー察知から逮捕までわずか5分だった。ほかの2人も校庭に隠れていたところを見つかった。
綾瀬高校によると、3人は放課後に仲良く遊んでいた遊び仲間で、6日の試験で赤点を取ると、3人とも留年する可能性がある成績だったという。ただ、同校2年の女子生徒は「え〜、そこまですることないですよ。ちゃんと勉強すればできる内容だし、もし赤点でも救済措置で追試や自習もあるんだから」と話している。
期末試験は6日から10日まで行われ、2年生は初日の6日に英語と現代文の試験が組まれていた。3人は「英語が苦手で単位が危なかった。赤点は取りたくなかった」と供述している。6日の試験は予定通り行われたが、3人は大和署の取り調べのため、受けられなかった。3人は「やらなければよかった」と反省しており、綾瀬高校では「まだ決定はしていないが、新学期が始まる前に3人には追試を受けさせたい」と話している。
[2006/3/7/08:19 紙面から]
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