|
<親善試合:日本4−0カザフスタン>◇29日◇横浜国際総合競技場
最終予選イヤーをジーコジャパンが快勝発進した。昨年の初戦、2月7日のマレーシア戦(カシマ)と前後半のスコアとも同じ4−0の勝利。それでも内容と手応えは段違いだった。開始5分に玉田が先制点を奪った瞬間、ジーコ監督は確信に満ちた表情で右手を突き上げ、手をたたいた。
ジーコ監督「理想的な形でスタートを切れた。シーズン最初の試合でコンディション的にも厳しい中、いいプレーを見せてくれた。最後まで数多くのチャンスをつくれたし、それなりに点も取れた」。
今年「一番の目標」というW杯切符獲得へ、ジーコ監督は「しっかり準備すること」と言い続けてきた。昨年12月21日には早くも北朝鮮戦へのテストマッチとなる、キリンチャレンジ杯2試合のメンバーを発表。異例の早期発表で選手に対し、オフに自覚を持って過ごすことを要求した。選手も同監督の考えを理解し、臨戦態勢で宮崎入り。17日から1週間の1次キャンプ終盤には実戦練習に入るほどの仕上がりで、練習試合2戦を挟んでカザフスタン戦を迎えた。
ジーコ監督「試合前には、親善試合だが勝ち点3がかかる試合と思って臨んでほしい、と言った。選手は理解してくれた」。
欧州組が合流すれば「外される」という意識があった国内組に、昨年アジア杯を制した自信と自覚が生まれた。完全な本番モード。昨年2月の鹿嶋合宿中に一部選手が無断外出するという規律違反を犯したことも遠い昔だ。土台づくりに必死だった1年前とは違う。控え組だった松田が得点を挙げ、代表初出場の阿部が4点目の起点。定位置確保への競争意識も加わってチーム力は底上げされ、新しい力も歯車の一部として機能する「組織」にチームは変わった。
ジーコ監督「これからも期待に応えられるよう、ガッチリといきたいです」。
大事な北朝鮮戦まであと10日。油断することなく、今日30日から3次合宿に入る。【岡本学】
[2005/1/30/07:42 紙面から]
|