横浜、鉄壁布陣で完封/J1
<J1:横浜3−0鹿島>◇第2節◇11日◇カシマ
鉄壁3バックが、日本代表ぞろいの鹿島攻撃陣をはじき返した。横浜は鹿島相手に3−0の完封勝利。スイーパーにDF栗原勇蔵(22)を据える今季からの新布陣が、柳沢らにほとんどチャンスを与えなかった。
世界クラスのスピードに、楽々とついていった。前半7分、鹿島MF小笠原は狙い澄ましたスルーパスを柳沢へ放った。かつてクラブに黄金期をもたらしたホットライン。だが2人をつなぐ赤い糸は、青い稲妻にばっさりと断ち切られた。加速し追いついた栗原は、体を預けるようにしてボールと柳沢を引きはがした。
「怖さはそんなになかった」。試合後栗原は事も無げに笑顔を見せた。「普段からタツさん(久保)とかマルケスとか、レベルの高い相手とやっているから」と胸を張る。再三スペースを突く柳沢を射程距離にとらえ続けた。左ストッパーに入った代表DF中沢も「後ろに勇蔵がいてくれるから、思い切ってやれる」と後輩の成長を認めた。
守備の安定は攻撃にも波及効果を与えた。鹿島は横浜の左サイド攻撃を警戒。対する岡田監督は、今季取り組む右ストッパー松田の攻撃参加の強化を指示した。「後ろが勇蔵なら安心」と攻め上がる松田が攻撃に厚みを加えた。3得点すべて、右サイドからのチャンスメークで奪った。
「代表抑えたよ」と主将の松田は3人が得た手応えを代弁した。だが表情はすぐに引き締まる。「これをG大阪とか、浦和相手にもできて初めて自信になる」。得点ラッシュが続く今季のJリーグでは、出色の守備力。2年ぶりの優勝へ横浜が開幕ダッシュをかける。
[2006/3/12/08:40 紙面から]
写真=後半、鹿島FW柳沢(左)がクロスに頭で合わせるが横浜FW久保のディフェンスにも阻まれ、決まらず
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