国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は24日、スイス・ローザンヌのIOC本部でアナン国連事務総長と会談し、両者の協力関係をさらに強化することで合意した。アナン事務総長がIOCを訪問したのは初めて。
国連総会は昨年11月、トリノ五輪期間中に世界の紛争当事国に停戦を求める「五輪停戦」を決議した。実効性に乏しいとの批判もあるが、アナン事務総長は「ほんの短い時間でも、戦闘に携わる男たちが立ち止まり、自分たちがどれだけの破壊行為をしているかに気づく機会になる」とその意義を強調した。五輪停戦の決議は、94年リレハンメル五輪から恒例となっている。
ロゲ会長は「スポーツは重要な社会現象であり、社会的責任がある」と述べ、環境保護やエイズ撲滅などでもIOCが積極的な役割を果たす意向を示した。
[2006/1/24/21:21]