楽天のチアリーダーオーディションが30日、仙台市内のホテルで行われ、31人が合格した。16歳の高校生から44歳の主婦まで、多彩な顔触れがズラリ。新球団らしく既成概念にとらわれない応援で、選手を後押しする。メンバーは来週から週3日のトレーニングを開始し、開幕に備える。
前代未聞。オーナーより年上のチアリーダーが誕生した。合格発表の瞬間、44歳の小野寺真沙子さんは「何かの間違いでしょ」と体を震わせた。
受験を知った家族は半分あきれていた。仙台市・広瀬高で野球部主将を務める長男(17)は「頼むからやめてくれ」と懇願した。おじいちゃんは「あり得ない」と首を振った。それでもうれしかった。「落ちても全然構わない。夢を与えてくれただけで幸せ」と球団に感謝した。
応募者は68人。そのうち50人が書類選考を通過し、オーディションには41人が参加した。小野寺さんは年齢こそ三木谷浩史オーナーを5歳上回るが、エアロビクスで鍛えた159センチ、45キロの体は、長女(20)と同年代のライバルにも負けない動きをみせた。
最年少の田口彩さん(仙台白百合高1年)は28歳下の16歳。応募規定は20歳以上だったが「問い合わせたら、保護者の同意があれば受験可能と言われました。だれよりも近くでチームを応援したいと思った」。今後は学校の許可を得る必要があるものの、現役女子高生チア誕生となれば話題になること必至だ。
もちろん合格者の大半は20代だ。鎌内麻美さん(21=大学3年)は、仙台育英高在籍時に3年連続で甲子園に“出場”。アルプス席で大応援団をリードした経験がある。「野球は大好き。絶対にやりたかった」と声を弾ませた。
31人は、それぞれの夢へ1歩前進した。「学生時代は勇気がなくて(チアを)できなかった。田尾さんの言葉通り、挑戦してみようと思った」と小野寺さん。そのチャレンジ精神には、きっと監督も驚くはずだ。【高宮憲治】
[2005/1/31/10:55 紙面から]
写真=41人が参加した楽天リアリーダーオーディション。ワシのポーズ? でジャンプ!
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