英BBC放送(電子版)は9日、リオデジャネイロ五輪の会場で見つけた「変わった仕事」を紹介、世界のトップスイマーが競う水泳会場にライフセーバーが待機している状況に「かつてない最も無意味な仕事だ」とやゆする声が上がっていることを伝えた。

 ブラジルでは一定の大きさの公共プールにライフセーバーを置くことが法律で義務付けられており、リオ五輪でも競泳や水球などの会場に計約75人を配備。BBCは、赤と黄色のユニホームに身を包んだ女性がプールサイドにたたずむ様子とともに「給料約3万5000円をもらって最高の座席で五輪を見られる」と報じた。

 2つ目は、選手にコンドームを配る人。過去の五輪でも配布されていたが、今大会は過去最高数という。選手1万1000人超が参加する今大会では、約2週間の期間中に45万個を配る予定で「選手1人当たり42個。1人1日約3個となる計算だ」と指摘した。

 5日の開会式で矢印が描かれた服を着ていたダンサー数百人も紹介。入場行進する選手団を誘導する役割だったが「間違った方向を指している」人もいたとして、普通の金属柱の標識で十分だったとしている。