日本柔道の復権を目指す柔道男女の軽量級選手が1日朝、リオデジャネイロ入り。同日午後には市内の練習場で時差調整も兼ねて汗を流した。

 男子は60キロ級の高藤直寿(23)と66キロ級の海老沼匡(26)。井上康生監督(38)は「2人ともいい表情をしている」と満足そうに話した。前回大会で金メダル0に終わった男子にとって、リオは巻き返しを狙う場所。「ここまでの過程ではリベンジの気持ちが強かったけれど、今は自分が信じた選手たちと最高の舞台で戦える喜びの方が大きい」と言った。

 女子は48キロ級の近藤亜美(21)と52キロ級の中村美里(27)に、連覇を目指す松57キロ級の松本薫(28)。南條充寿監督(44)は「移動直後だが、3人の動きは悪くない」。リオデジャネイロは、代表監督として初めて指揮をとった13年世界選手権で金メダル0に終わった場所。「借りを返して帰りたい」と、こちらもリベンジの金メダル獲得を目指して話していた。