ボートレースの第120期卒業記念競走が17日、福岡県柳川市のやまと学校で行われた。関係者約300人が見守る中、2号艇の馬野耀(23=大阪)が1周2Mで1号艇の佐々木完太を抜き、第32代やまとチャンプに輝いた。佐々木が2着。卒業した27人(女子6人)は5月から全国のレース場でデビューする。

 馬野耀が歴代やまとチャンプ優勝者に、第32代王者として名を刻んだ。大阪勢の優勝は117期の小池修平以来、12人目となった。2コースからコンマ19のスタートを決め、インの佐々木完太が小回りしたのを確認して外マイ。バックで並走し、続く2Mで佐々木を冷静に差した。「佐々木がバックで思ったより絞っていたので、懐の深いターンをすることができた」と振り返った。

 尊敬する荘林幸輝実技教官の教えを最後まで守り通した。「教官は選手時代もクリーンなレースをしていた。公正に外から抜いていく姿勢を見習いたい」。早いスタートと、しっかり踏み込む、懐の深いターンを意識した。荘林教官も「馬野は教えをしっかりやっていた。1番手を走っていたら、A級選手でも抜けないと思う」と絶賛する。

 在校勝率2位の7・27とやまと王者の肩書をひっさげ、5月2日の住之江でデビューする予定。「唐木教官の、謙虚であれ、という言葉を忘れずにやっていきたい。大阪支部は背中を追えばSGが見えてくる選手ばかり。しっかり付いていきたい」。大阪のスター湯川浩司を目標に、プロの世界に飛び込む。【土居恒久】

 ◆馬野耀(うまの・ひかる)1994年(平6)3月11日、大阪府生まれ。清風高-日本体育大中退。やまと学校は1回目の受験で合格。リーグ戦勝率7・27で在校第2位。優出5回で優勝1回(第5回)。166センチ、54キロ。血液型A。