<高校サッカー:立正大淞南3-2野洲>◇2回戦◇2日◇江戸川

 野洲(滋賀)が「セクシー・フットボール」と呼ばれる得意のパスワークを封じられ、05年度大会以来の王座奪回を果たせなかった。1年生司令塔のMF望月嶺臣(れお)を軸に、前線で小刻みなパスをつないで得点を狙ったが、フィジカルに勝る相手の厳しいチェックに苦しんだ。前半20分のFW村松隆晴(3年)の先制弾、後半17分のFW加藤臣哉(2年)の一時同点ゴールは、いずれも望月のアシストから生まれたが、合計シュート数は立正大淞南を5本下回る7本。望月は「(初戦からの)2試合とも接戦で、学ぶべきものがあった。シュートの精度を上げて、もっと万能な選手になりたい」と向上心を高めて大会を後にした。