国際親善試合イラク戦(11日、日産ス)とW杯ロシア大会アジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に臨む日本代表の海外組合宿が3日、千葉県内で行われた。

 午前は強い雨の中、20分間走や選手の心拍数の数値によって距離の長短が違うインターバル走などを実施。最後のジョギングでは、ハリルホジッチ監督が「ラストだ。頑張ろう」と声を掛けて一体感を演出。すべてのメニューが終わると拍手が起こった。

 午後からはFW岡崎慎司(マインツ)とDF長友佑都(インテルミラノ)が合流。2人は110メートルを18秒でダッシュするインターバル走など、いきなり強度の高いトレーニングに取り組んだ。ハリルホジッチ監督の指示で半日遅れの参加となった岡崎は「長く休んだ分、きつい練習があることは覚悟してますから」。前日2日に帰国し、オフ返上での合宿入りとなった長友は「少しでもコンディションを上げたくて、来させてもらいました」と意識の高さを見せていた。

 初日から参加しているMF長谷部やDF吉田ら8人は、ドリブルの技術を高めるサーキットや鳥かご(ボール回し)、4対4のミニゲームを行った。順調なため、翌4日の午後練習が“ご褒美”でオフになった。