ハリルジャパンは2日、今日3日に開幕するキリン杯のブルガリア戦(豊田ス)に向け愛知・豊田市内で冒頭15分を公開して練習した。

 FW岡崎が、FWのサバイバルを歓迎した。新戦力の浅野が加わったことで、18年W杯に向けた定位置争いが始まる。岡崎は「FWとして1人のライバル。夢生(金崎)もそうだし、誰かが蹴落とされる。自分も譲る気はない」とキッパリ。史上3人目の代表通算50点まで2点に迫っており「記録にこだわりはなかったが、今は多く点を取りたい。その姿を若い選手に見せる」と力を込めた。

 衰えへの危機感は逆に成長の糧になる。4月で30歳になり、ベテランの域に差しかかりつつある。「年をとったら気持ちがなえたら終わってしまう。カズさん、俊さん(中村俊輔)を見て、現状維持ならもうやれていない。欲を持ち続けること。上を目指してこれからの人生も歩んでいく」。所属のレスターでプレミアを制覇。凱旋(がいせん)試合となるブルガリア戦で進化した姿を見せる。【益子浩一】