日本サッカー協会は29日、11月14日に行われる国際親善試合のニュージーランド女子代表戦(さいたま市駒場スタジアム)に臨む日本女子代表20人を発表した。日本女子代表の佐々木則夫監督(51)が東京・文京区のJFAハウスで会見を行い、今後の活動などについて説明した。

 第一声は「お久しぶりでした」。国内外での活動が活発な男子に比べて、今年の女子は公式大会もなく、7月に欧州遠征した以外は「休眠状態」だった。今回のニュージーランド戦は、昨年北京五輪前の壮行試合以来となる国内での試合。「久しぶりに日本で行うので、多くの人に見て欲しい」と話した。

 当面の目標は、来年5月に中国・成都で行われるアジア杯。11年W杯ドイツ大会の予選も兼ねており、3位以内に出場権が与えられる。1月にはチリで行われる国際大会に参加予定で、2月には世界的にもレベルが高い東アジア選手権で中国、北朝鮮、韓国と対戦する。ニュージーランド戦は北京五輪代表を中心としたメンバー構成だが、佐々木監督は「今後は若い選手が入ってくると思う。特に前線にはタレントがいる。楽しみです」。U-17W杯でMVPに輝いたFW岩渕真奈(16=日テレ)や欧州屈指の強豪クラブ、スウェーデンのウメオIKでプレーするFW山口麻美(23)らに期待していた。