日本サッカー協会は17日、7月にアルゼンチンで開催される南米選手権への日本代表の出場を辞退した、と発表した。東京都内で記者会見した小倉純二会長は、欧州所属クラブの選手を登録22人の半数以上集められなかったことを理由に挙げて「極めて悔しいし、残念だが、大会にふさわしいチームができなかった」と語った。

 日本は1999年大会以来2度目の招待出場の予定だった。東日本大震災の影響で7月にJリーグの代替日程が組み込まれ、国内の選手主体のチーム編成が困難になったことから、4月に一度は出場辞退を決定した。しかし、主催者側に再考を求められ、欧州クラブ所属の選手中心でチームを編成することなどを条件に出場を模索したが、各クラブとの交渉が難航。最終的に出場辞退に追い込まれた。