サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(53)と鮫島彩(24)、熊谷紗希(20)の両選手が20日、東京都庁を訪れ、石原慎太郎知事に優勝を報告した。

 佐々木監督からトロフィーを手渡された石原知事は「本当にありがとう。日本人が勇気もらった。最近暗いことばかりだが、あなた方のおかげでいちるの望みがつながった」と笑顔を見せた。

 ただ「外国のチームに属している人は、すぐにいなくなることは分かっているんだから、何で銀座でパレードやらないんだ。国も東京都もJOCもばか。こんなことじゃオリンピック(招致)に勝てないぞ」と知事が不満をぶちまける一幕もあった。