<U19アジア選手権:日本4-2イラン>◇2日◇1次リーグ◇A組◇サウジアラビア・ダンマン

 日本がイランに4-2と競り勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。FW永井謙佑(19=福岡大)が50メートル5秒8のスピードを生かしてハットトリックを達成した。日本は4日に1次リーグ1位の座をかけてサウジアラビアと対戦、8日の準々決勝に勝てば、U-20W杯(来年10月、エジプト)出場が決まる。

 驚異的な速さで3得点の永井は「うれしい。うまくDFの裏に抜けることができた」と笑顔を見せた。前半7分には相手DFを置き去りにしてGK権田のパントキックの落下地点に走りこみ、2バウンド目をゴール。思い切りいいシュートで決勝点を奪うと、攻め込まれた終盤には再び権田のゴールキックを頭でコントロールして3点目。牧内監督は「いいところで決めてくれた」と感謝した。

 50メートル5秒8は、岡野(浦和)や杉本(名古屋)と並ぶサッカー界屈指のスピード。父俊治さん(54)の仕事の関係で3歳から5年間ブラジルで育ち、ストリートサッカーで技術と得点への意欲を培った。Jリーガー主体のチームで、大学生はGK松本(順大)と2人だけ。だからこそ、プロには負けたくない。「次も絶対に勝って、1位で通過したい」。欠場したFW柿谷に代わって抜てきされた韋駄天(いだてん)男は、世界を意識して話した。