<国際親善試合:日本0-0チェコ>◇7日◇日産ス
日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(58)が、「3-4-3」封印を決意した。ペルー戦に続き、チェコ戦は90分間、同システムを試したが、収穫のないまま、スコアレスドロー。試合後、司令官は「数日間、練習してここまでできることは容易なことではない。ペルー戦よりはよくなった。ただし今の時点ではオプションのひとつ。ここで試したことで成長はあった。でもこのシステムは別のところに置いておいて、基本は4-2-3-1でやる」と話した。
ウディネーゼ時代の大躍進、ACミラン時代にセリエA優勝と、同システムは同監督の代名詞でもあった。アジア杯優勝などで自信を深め、就任10カ月で満を持して試した。しかし、生命線でもある両サイドのスペースをうまく使えなかった。相手にスペースを消され「相手にサイドを警戒されたし、うちのスピードも遅かった。でもこのシステムが使いこなせるようになれば、必ずどっちかのサイドの選手がフリーになる」。だが、W杯予選などの公式戦で、このシステムを使うことは、当分ない。
「4-2-3-1は使えるめどが立ってる。フレンドリーマッチだし、ここでしかテストできない。ペルー戦よりよくなったし、ある程度満足してます。もちろん勝ちたかったけど…」。指揮官は精いっぱいの強がりをみせた。しかし唯一の収穫は、同システムが実戦では使えないことが分かったことだ。
その危機感からか、通常は試合後解散になるが、同監督は、選手全員をホテルの一室に再び集合させ、緊急ミーティングを開いた。W杯予選まで、残るは8月10日の韓国戦(札幌)のみ。貴重な実戦2戦を無駄遣いしたザックジャパンが、4バックで出直す。【盧載鎭】

